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ネコは生後半年から繁殖可能になり、交尾したらほぼ100%妊娠します。
約2ヶ月後に3〜7匹の子供を産み、多い時には年3回も出産をします。
野良猫を駆除して処分しても、減るのはほんの少しの間です。
1組のオスメスが1年後には25匹近い大家族になってしまいます。
地域猫は私たちボランティアによって餌付け、捕獲をして、去勢不妊手術を行い管理します。 |
Tはトラップ(捕獲して)、Nはニューター(不妊手術をして)、Rはリターン(元にいた場所に戻す)、という意味の略語です。
これは「地域ねこ活動」のことで、不幸な野良猫を減らす活動の『世界共通語』になります。
猫たちが迷惑な存在にならないよう、不妊・去勢手術を行い、餌の片付け、糞尿の清掃を行うなど、その地域の猫として世話をし管理しています。
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野良猫を繁殖させないために、餌付けして捕獲します。
使われるトラップ(捕獲器)はヒューメイントラップ(人道的な捕獲器)のことで、
猫を殺傷するようなトラップではありません。 |
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動物病院で不妊去勢手術を行います。
未手術の猫と区別するために、不妊手術済みの目印として猫の耳先をカットします。
耳カットは手術中に行われます。 |
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元の縄張りに戻して管理します。
猫たちにも生きる権利があります。
一代限りの小さな命を温かく見守ってください。 |
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「さくらねこ」とは、不妊手術済みのしるしに、耳先をさくらの花びらの形にカットした猫の事です。
人社会の片隅で生きている野良猫が生きていくためには、手術を施し、これ以上増えないことを主張していく必要があります。
それには誰が見てもわかる目印が必要になってきます。
耳先をV字にカットして不妊手術済みのしるしとなります。
耳先カットされた猫はボランティアや地域の皆さんに見守られて一代限りの一生を終えます。
※全身麻酔がかけられているので痛みはなく、出血もほとんどないです。
※環境省も地域猫の耳先カットを推奨しています。
愛護動物を虐待したり遺棄することは犯罪です。
遺棄・虐待した場合は懲役5年、罰金100万円、殺傷した場合は懲役5年、罰金500万円となります。
虐待現場を目撃したら三好ネコの会または最寄りの警察にお知らせください。
*不幸な命を産み出さないために不妊去勢をしましょう。
犬や猫は人間に癒やしを与える『道具』ではなく、心も感情もある『命』であることを十分に認識してください。
愛護動物は一方的に愛情を注いだり、姿や仕草を楽しんだりするためだけではなく、共に暮らし、時には心を通い合わせる人生のパートナーとなってきています。動物を飼うことは、その一生について責任をもって面倒を見て、動物の幸せを保証しなくてはなりません。
一時的な衝動でペットを飼育したが、実際に生活をともにしてみると思ったほど楽ではない点が多々出てきます。
「なんとなく犬や猫がほしい!」と考えるのではなく、厳密にペットとの共生生活をシミュレーションしましょう。
猫は室内飼育することで近隣に糞尿の迷惑をかけることなく、交通事故や感染症から守られることになります。
不妊去勢手術をすると病気になるリスクを減らし、性格が穏やかにもなります。
飼育動物である事が誰が見てもわかるように、首輪と連絡先の迷子札を付けて飼い主の責任をはっきりさせましょう。
繁殖を望まない場合は、飼い主の責任で繁殖制限をしましょう。不幸な命を生み出さないためにも受けさせましょう。
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